夜明けまで15,000マイル (2004年9月〜2010年5月まで)

金沢木倉町 焼き鳥 火ート



その日、哲さんから麻雀をしようと誘われていたのだが、
夕刻を過ぎても、一向に連絡がない。

だもんで、
致し方ない、どこか他の河岸でメシでも食うとするか、である。
(正直、こんな事態は、もう慣れっこなのだ。)

と言う事で、向かった先は、金沢木倉町入口にある、焼き鳥「火ート」。

名古屋コーチンでブイブイいわす実に男らしい焼き鳥屋なのである。

だが―。

この店には、めーっちゃ致命的な難点があって、
つまり、
結構、早い時間に行かないと、すーぐ食材が切れてしまうのだ。

まぁ、カウンター7席のコジンマリした店だから、しょうがないのかもしれないけれど、
10時を過ぎると、もうとっくに店の電気が消えているんだもの。

遅い口から呑みだす者にとっては、ホーント、辛い部分なのである

とは言え―。

その点、マスターにお聞きしてみると、何でも仕込みがめーっちゃ大変なんだとか。

朝の11時には店へ来て、コツコツ作業を始めてると言うから、
たかだか焼き鳥っちゅうても、エライ手間を掛けて作っていらっしゃるのだ。

そして―。


金沢木倉町 焼き鳥「火ート(ヒート)」


おかげで、我々は、随分とンマ〜イ!物にありつけると言う訳だ。

いやぁ、焼き鳥屋の定番、つくね一つとってみても、めーっちゃ輝いて見える。


金沢木倉町 焼き鳥「火ート(ヒート)」


「ごめんね〜、あんまし残ってないんやわ〜。」

と言いつつ、丁寧に一本づつ差し出してくれるマスター。

若鳥で、ィィィヤッホーーーイ!


金沢木倉町 焼き鳥「火ート(ヒート)」


ネギマでワッショーーーイっ!


金沢木倉町 焼き鳥「火ート(ヒート)」


ちなみに、私は関西に住んでいた期間が長いので、
「砂肝」の事を、どうしても「砂ズリ」と呼んでしまう。

東京とかで砂ズリ言うても、ぜーんぜん分かりまへんのや!

けど、ここの「砂ズリ」、マジウマ〜。
名古屋コーチン、バンザ−イっ!なのである。


金沢木倉町 焼き鳥「火ート(ヒート)」


え〜と、多分、手羽先。

ここに行きつくまで、既に、エビスの中瓶、3本消化でワッハッハ。

すーっかり酩酊気分大満喫中。

とは言え―。

ホーント、残念な事に、私の大好物であるゆで卵が、ガツーン!とソールドアウト。

あぁ、口惜しや。。。。

でも、以前に撮った写真をチョコっと載っけておく事にしよう。


金沢木倉町 焼き鳥「火ート(ヒート)」


やっぱり、良い卵は、その卵の殻からして違うなぁ。

普通の卵と比べ、ややドッシリとしている。


金沢木倉町 焼き鳥「火ート(ヒート)」


ほんで、殻を割って覗き込んで見ると、
おぅおぅ、
ノンベを益々駄目にする程の黄金色が、めーっちゃ鮮やかに飛び込んで来るではないか。

ふえ〜、やっぱり、食べたかったのだ〜。

そして―。

メタボにとっては誠に遣る瀬無い秋は、今まさに盛りを迎え、
しかも、これから怒涛の冬を目指し、ただ一目散にゴールデンブリッジを駆け抜ける事になる。

と言いつつ、むべなるかな、その疾走感ほど、気持ちの良いものはないのである。


【参考】
金沢木倉町 焼き鳥 ヒート
・ 石川県金沢市片町2丁目3?28
・ 076-263-9339


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2008年10月14日(火) No.1181 (ミシュラン金沢)

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