夜明けまで15,000マイル （2004年9月〜2010年5月まで）
果たして、どっちのマイルに加担する？ ��
もし、私が、誰かから、
いってぇ、どこのマイレージプログラムが良いってんでさぁ？
と聞かれれば、
行き先を問わないのであれば、
（特典航空券の用途を問わないのであれば）
間髪入れず、断然、ANAをオススメする。
最近、JALは整備不良が多くて。。。
なんて消極的な意味ではない。
実際、マイルを貯めやすいのは、
圧倒的にANAの方だからである。
� �ANA Edyの優位性
都市圏こそ、SUICAカードやICOCAカードは十二分に使い勝手はあろうけど、
こと、私のような地方在住者にとっては、
それらのものは、とんと使う機会がない。
大体、地方は車社会だから、
JRを使う頻度自体も少ない上に、
そもそもSUICAもICOCAも金沢駅にすら導入されてはいない。
（将来的には取り入れられるだろうけど。）
だもんで、
現段階では、私にとって、SUICA等の利用価値は、空っきしである。
使うべきショップが存在しないのである。
じゃぁ、一方のEdyはどうか？
こちらも、余り普及しているとは言えないが、
サークルK、サンクス、ポプラ等の、Edyの使えるコンビニが存在する事は大きい。
また、
酒のディスカウントストア「やまや」においても、Edyが使える。
いささか不十分ではあるにしろ、
身の回りの物で何気なく消費しているものをマイル化できるメリットは、
地方在住者にとっては、SUICA等よりも、Edyが大きい。
使い勝手は、非常にANAEdy優位なのである。
�◆�ANAカードの優位性
ANAカードとJALカードを比べてみた場合、
どちらも航空会社が違うだけで、ほとんど同じようなものに思えてしまうが、
否、
実は、大いに似て非なるもの、なのである。
と言うのも―。
ANAカードは、
基本的には提携カード会社先に丸投げしているようなもの、であるのに対し、
JALカードは、
不必要なまでにJALの主体性にこだわりきったカードである、からである。
もっと具体的に言おう。
両者の最たる相違点は、
「ポイントの付加具合」にこそある。
同じ金額をクレジット利用していても、
得られるポイント額（→従ってマイル額）が、まるで違って来てしまうのである。
どう言う事か？
少々遠回りをするが、
ここで、VISA、Masterを抱え持つ「DC」カードと、
メイドインジャパンの雄である「JCB」カードについて話しておかなくてはならない。
ANAにおいても、JALにおいても、
オフィシャルカードの場合、
カードの種別は、「DC」、「JCB」、「ダイナーズ」から選ぶ事ができるようになっており、
最も使い勝手の良い、「DC」か「JCB」を選択する事が多い。
（「ダイナース」は年会費が高い割りに、使える店が少ないので却下。）
↓以下、JAL、ANA、オフィシャルカードにおける話。
じゃ、
「DC」と「JCB」の内、どっちが良いのかと言えば、
使える店が多いと言う点で、国内最強は「JCB」である。
（たまに「JCB」オンリーと言う店も存在する。）
そして、
何と言っても、「JCB」ならではのプライオリティは、
「okiokiポイント」の「JCB STAR MEMBERS」制度。
年間50万円以上の使用実績 → 翌年のokiokiポイントが1.2倍。（スターβ）
年間100万円以上の使用実績 → 翌年のokiokiポイントが1.5倍。（スターα）
年間300万円以上の使用実績 → 翌年のokiokiポイントが1.5倍＋ロイヤル特典。（ロイヤルα）
と言う仕組みがあり、
つまり、
「JCB」は、使えば使うほど、
プラスアルファのポイントが、より多く加算される仕組みになっている。
だが―。
同等の仕組みは、今の所、「DC」陣営には存在しない。
「JCBスターαメンバー」は、「100円＝0.15okiokiポイント＝1.5マイル」と溜まるのに対し、
「DC」は、どれだけ使っても、「100円＝1ポイント＝1マイル」のままなのであって、
実に、この点こそが、「JCB」の圧倒的優位性の一つである。 【註1】
どちらを選ぶとなれば、
当然、ポイント1.5倍が期待できる「JCB」と言う事になろう。
ところが―。
もし仮に、このお得な「JCB」でオフィシャルカードに加入しようとした場合、
不思議な事に、
既述のANAカードとJALカードとでは、思いも寄らぬ大きな「違い」が出て来てしまう。
と言うのも―。
誠にケッタイな話なのだが、
ANAJCBカードは、「JCB STAR MEMBERS」に加入できる、のであるが、
JALJCBカードは、「JCB STAR MEMBERS」に加入できない、のである。
つまり、
JALJCBカードで、いくら使用実績を積んだ所で、
「JCBスターαメンバー」になる事はできず、
従って、
「100円＝0.15okiokiポイント＝1.5マイル」のメリットを享受する事ができない。
（ただ、キャンペーン応募の抽選口数は増える。）
JALカードの場合、
「DC」を選んでも、「JCB」を選んでも、
結局は、
「100円＝1ポイント＝1マイル」でしか貯める事ができないのである。
（この辺が、JALのケチ臭い所の一つ。）
とは言え―。
「JCB」の唯一の泣き所と言えば、
いかんせん、海外においては、かなーり使える店が少ないと言う事。
ワールドワイドで考えた場合、
最も利用価値が高いのは、「Visa」であり、「Master」なのだから、
その点、「DC」陣営にも強みはある。
なので、私は、
各航空会社のオフィシャルカードにおいては、
JAL → 「VISA DC」、
ANA → 「JCB」、
と、棲み分けはしているものの、
JALカードを使う度に、めーっちゃ悔しい思いをせざるを得ない。
同じように使っていても、貯まるマイルが50％も違って来てしまうのである。
（私はハードクレジットユーザーだからね。）
地団駄踏まない方が可笑しいだろう。
と言う事で―。
つい先日、
私は、マイカル系のP-oneカードに加入する事を、
とうとう決断してしまった。
JALマイラーにとっちゃぁ、このP-oneカード、結構、オイシイのである。
まとめ
� ‘壇宜匐�券の用途を問わないと言う前提であれば、断然、ANAがオススメである。
�◆，覆爾覆蕁�Edy機能は、かなーり使い勝手のあるものだし、
�� ANAJCBカードに至っては、使用実績に応じたポイントアップが期待できるからである。
�ぁ，燭世掘�JALマイラーにとっては、P-oneカードをウマく使えば、結構なメリットがある。
【註1】
普通のJCBカードであれば、「1000円＝1okiokiポイント」の付与が原則。
この場合、
話を分かりやすくするために、
便宜上、「JCBスターαメンバー」は、「100円＝0.15okiokiポイント＝1.5マイル」と表している。
【追記】 2007/05/01
改めて読み返してみると、うーぬ、間違ってる記述が結構ある。
大体、
ANAにDCカードなんて無い。
あるのは三井住友系（VISA、Masterは）のものである。
また、
本稿では、ANA JCBカードをオススメしているが、
オススメすべきポイントが、いささかズレているようだ。
ANA JCBカードの利点は、
・JCBトラベル利用でポイント7倍。
・海外旅行家族特約。
である。
普段使いにおいては、
マイぺえすリボ設定のある三井住友系が有効であろう。
（100円＝2マイル換算。でも1ヶ月に一回の「最低お支払額」の変更はお忘れなく。）
どちらか一つを選べと言うなら、
・トラベル用途が多いとか海外旅行家族特約を付けたいのであればJCB、
・日常的に100円＝2マイル換算で貯めたいのであれば三井住友、
と言う選択になるだろう。
2006年06月05日（月）
No.5
(JAL vs ANA！)
