夜明けまで15,000マイル （2004年9月〜2010年5月まで）
ANA Skipサービス
先日、急に出張が入ったので、
久方ぶりに、ANA特割1で搭乗する事とあいなった。
するってーと、こりゃぁ、Skipサービスが使えるなぁ。。。
そう。
私が普段よく使うのは、個人包括旅行運賃。
そのため、
・ 端から端まで、オールチケットレス！
と言う、Skipサービスは、私には、結構、縁遠い存在だったのである。
そして―。
当然、前日にWebチェックインを済ませ、意気揚々と空港へと向かう。
いつもならば、
自動チェックイン機の前で、長い長い行列に付かねばならないのだが、これをSkip！
お＝！こんなに便利なものなのか＝！
直接、セキュリティゲートへと向かうと、
その手前に、JALと並んで、ANA専用のカード読み取り機がある。
これにカードをタッチ。
シャララ〜ン♪と即座に通れると思いきや、
うぬ、読み取りエラーになってしまった。
？
少々、いぶかしんではみたものの、
そうだそうだ、私ゃ、ANAカードを、2枚持っていたのだった。
（��JCB、��VISA）
もしかして、もう一丁の方か？
取り替えてタッチしてみる。
シャララ〜ン♪
お！？今度は大丈夫。
ふーむ。どちらでも使える訳ではないらしい。
ちなみに、私の場合、ANAの親カードは、JCB。 【註1】
ところが、今回の搭乗券の決済は、もう一方のVISAの方で済ませてしまっていた。
（マイペだもんね？）
なので、私は、てっきり、決済カードの方、
つまり、VISAカードの方でタッチしなくちゃいけないと思い込んでいたのだが、さにあらず、
どうやら、
・ 親カードが優先、
と言う事らしい。
（ANAへは未確認。あくまで体験談と言う事で。）
そして―。
私が、何とかモタモタしながらセキュリティゲートを潜り抜けると、
振り返れば、若い身空のお姉ちゃんが、ゴソゴソ、バックの中を探している。
すると―。
このお姉ちゃん、バックから、ひょいっと取り出したものこそ、
け、携帯電話！？
すなわち―。
ケータイで、Skip！？
私は、自分の荷物を整えながら、ついつい、こう一人ごちる事を禁じ得なかった。
「やるね〜！キミ！！」
時代は変わって行っているようである。
【註1】
恐らく、御存知の方も大勢いらっしゃるだろうが、
このANAカード、
複数枚、所有していると、それぞれ違った、ANAの「お客様番号」を持たされる事になる。
つまり、ANAカードを2枚持っていると、「お客様番号」が2種類となり、
3枚であれば、3種類となる。
そして、
その中の1枚が、「親カード」としてANAに登録され、残りは、全て、「子カード」と言う扱いになる。
しかし―。
困った事に、
新しく登録されるカードが、自動的（強制的）に「親カード」として登録されてしまうので、
この点、非常に厄介である。
新しく作ったカードを「親カード」として使用したいのなら、問題ないのだが、
私のように、最初に作ったカードを「親カード」として登録しておきたい場合、
新しいカードをコサえる度に、いちいちANAへ連絡しなくてはいけないのである。
まぁ、それぞれのマイルについては、まとめて「親カード」に合算されるので、心配御無用なのだが、
一方で、「親カード」を、きちんと管理しておかないと、思わぬ不具合に遭遇してしまう事もある。
例えば、予約。
ANAは、「序列」がハッキリしているので、
「一般のANA会員」と「ANAカード保持者」とでは、アサイン可能な座席が全く違って来る。
（無論、上級ステイタス会員であればある程、アサイン可能な座席が増える。）
ANAにおける序列は、「親カード」が基準。
なので、グレードの低いANAカードが「親」に設定されていると、
いくら「子カード」に、上級ステイタスのANAカードを持っていようとも、
グレードが低い「親カード」の方に、「序列」が合わされてしまう事になる。
そして―。
「序列」は、特典航空件を手配する際にも、しーっかりと反映され、
グレードの低いANA会員は、
残席があるにもかかわらず、予約できないとか、キャンセル待ちできないとか、
とにかく、不遇に処される事、しばしばである。
陸マイラーは、この点を充分に認識しておく必要がある。
2006年10月11日（水）
No.105
(ANAスターアライアンス)
