夜明けまで15,000マイル (2004年9月〜2010年5月まで)

出張事変 有楽町の巻



出張の際、
一泊二日ならば、問題ないが、
二泊三日ならば、途端に困ってしまう事がある。

それは―。

Yシャツなのである。

そもそも、涼しいシーズンであれば、
Yシャツなんて、ドドーン!と二日くらい身に付けていても大丈夫。

なので、
一泊二日くらいの出張であれば、
わざわざ、替えのYシャツを持って行く必要はないのだが、
二泊三日となると、やはり、キツイ。

週刊体臭を慮るならば、
間違いなく、替えの一枚は必携なのである。

ところが―。

これがまた、見事に忘れてしまう。

元々、
二泊三日の出張が少ないせいもあって、
めーっちゃ慌しい出掛けの朝の中では、まーったくその事に気が付かないのだ。

で、
いざ飛行機に搭乗しようと言う段になって、

し、し、しまったーーーっ!!

と後悔する事しばしば。

つい、こないだも、
東京出張の際、コロっとYシャツを持って来るのを忘れて来てしまい、
やむなく、いつものように、現地調達を余儀なくされてしまった。

ところが―。

私の首回りは44cm。

これがまた、
中々、自分に合うサイズの置いてある店が無いと来たもんだ。

そン時、
有楽町の阪急百貨店に行ってみるも、

しゃ、シャツごときで、15,000円だ〜っ???

と勝負する以前に、見事、撃沈。

いかなブランド品であろうとも、
極度の消耗品の分際で、こーんな物騒な値段、叩ける訳がない。

なので、
仕方なく、駅前の辺りを探索してみたら、

「大きな服のサイズ専門店」

なんて言う看板を掲げた店が見つかった。

そして―。

「一着、5,000円です。」

と言う店員の言葉が、どれだけ輝いて聞こえた事か。

メンズプラザ・アオキで買うよりも、やや割高ではあるが、
この際、そんな事も言ってられない。

また、
「大きな服のサイズ専門店」を標榜しているだけあって、
私の大きな首回りサイズのものも、デデーン!とストックしてある。

私は躊躇なく、速攻、購入を決め込んだ。

うむ。
これで東京出張の時でも、安心してYシャツを忘れる事ができる。
(これこれ)

小さな安堵を手に入れた後、
私は、静かにクレジットカードを財布から取り出すのだった。


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2007年03月27日(火) No.272 (出張デンデケデケデケ)

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