夜明けまで15,000マイル （2004年9月〜2010年5月まで）
大和・大江戸老舗めぐりラプソディ
金沢で、デパートと言えば「大和百貨店」。
ウチの会社の近所にある。
たまたま昼飯を食べにそこへ出掛けたら、
・ 大江戸老舗めぐり
なんて言う催事をやっていた。
ポスターを見ると、むむ？今日までとある。
じゃぁ、ここは一つ、老舗の味と言うものを堪能させて頂こうではないか。
そう思い立ったのがいけなかった。
何せ、一見からして、大層、貧相だったのである。
これこれ。
社員食堂じゃないっつーの。
良い値段を取ってる割に、
何だか侘びしく思えて来るのは気のせいだろうか？
でも、まぁ、
気を取り直して注文してみたのが、
鰻丼である。
パックの鰻だれが実に良い味を醸し出している。
私は、ランチごときで、
せ、1,260円！？
もフンダくられると言う奸計にマンマとしてやられたと言う事らしい
だが―。
そ、それでも気を取り直して、いざ、食べ始めてみたのだが、
うーむ、
何だかなぁ・・・である。
恐らく、
場の雰囲気にすっかり飲み込まれてしまっていたのだろう。
ウマイもマズイもへったくれもない。
そして、ふと、
私は、新宿「つるかめ食堂」が好きだった事を思い出した。
思い出横町、城下町。
クレカも煙る、1,260円。
私は、苦い思い出を胸に、
静かに大江戸老舗めぐりを後にしたのだった。
2007年05月08日（火）
No.312
(グルメ)
