夜明けまで15,000マイル （2004年9月〜2010年5月まで）
名古屋名物ミソカツ弁当の怪
出張で、JRで移動の場合、
私は必ず弁当を購入して乗り込む事にしている。
特に帰り。
仕事が終わった後の爽やかなる開放感を胸に、
ビールと弁当で、ささやかなる祝杯を挙げるのが通例なのだ。
ところが―。
駅構内で売ってる弁当は、得てしてハズレが多い。
だもんで、
大きな駅には、大概、百貨店がセットである場合が多いから、
わざわざ、デパ地下まで足を運んでしまうのが常である。
しかも―。
デパ地下であれば、
マイラー必携、クレジットカードが利用できるって事も大きなメリットの一つ。
デパ地下は二度オイシイのである。
ところで―。
この間、名古屋まで出張だったもんだから、
帰り掛け、
名古屋駅にある高島屋の地下総菜売り場まで、いそいそと弁当を買いに出向く事にした。
そして、
そん時は、発車まで余り余裕など無かったものだから、
駆け足で買い出しに周る事になったのだが、それがいけなかった。
電車の座席へ辿り着いた瞬間、
ギャフン！
こ、購入した弁当を、ものの見事に忘れて来てしまったではないかっ！？
ビールに肴にお土産品、
他にも取り揃えるものがあったから、恐らく、どこかの売店で忘れて来たに違いない。
私は、たちまちブルーになった。
だが―。
そうは言っても、腹ヘリコプター君は待ってはくれない。
金沢駅まで着く間、
ど、ドエリャー空腹感に苛まれるくらいなら、いっそのこと―。
駅構内で売っている弁当で、腹を満たすしかない。
私は、勢い、ダッシュして、
ホームのKIOSKで弁当を、もっ回、買い直す羽目になったのである。
しかし―。
急いで買い求めた「ミソカツ弁当」は、
やはり、
案の定、
想定内のオリコミ済み、
ベラボーにマズいでやんの。。。
ご、ご飯が薬っぽい味って、あーた！？
私は、車中、殊更しめやかな気持ちを、
ビールでガツーン！と押し流す他なかった。
阪神ファンにとってみれば、
やはり名古屋は鬼門であるのかもしれない。
2007年08月06日（月）
No.408
(出張デンデケデケデケ)
