夜明けまで15,000マイル (2004年9月〜2010年5月まで)

ミシュランガイド東京 2008に学ぶ



先日、
興味本位で「MICHELIN GUIDE東京 2008」なんてものを購入してしまった。

けど、ナンナンデスカ?これは!?

名うての覆面調査員が東京の津々浦々を歩き回って取材した、と言う前評判の割には、
掲載されている店のほとんどが、「赤坂」だの「銀座」だの、特定地域ばかりに偏り過ぎている。
(同じ事をビートたけし師匠も仰っておられるようだ。)

しかも、
高級ホテルに入店していたりする、いわゆる高級レストランや高級割烹ばっかしとくれば、
とにかく、まぁ、ハッタリは利くだろうが、
恐らく、「名前」だけで選定しているんじゃないだろうか?

大体、
何十万軒も点在する飲食店を、ぜーんぶ吟味することなぞ、土台、不可能なのだろうが、
それでも、ちょっとは足で稼いだ記事と言うものを感じさせて欲しかった。

とは言え―。

星が付いた店はいずれも1年先まで予約で一杯なんだそうな。

世間のブランド信仰と言うものは、結構、根強いのである。
(私も「ミシュラン」と言うブランドに負けて本を買った訳だけど。)

けど、
そもそも、私ゃ、一人前ン万円もする料理で良し悪しを評価するのは間違っているように思う。

そんだけ出しゃ、普通にウマイものが作れるって。

それこそ、金にあかして全国から特選素材を調達しまくれば、
それはそれはご大層な料理にはなるだろう。

でも、それだと、あんまし感動と言うものがない。

え!?
こーんな値段で、こんなにウマイものが食べれるの!?

なーんて所が、一番大事な部分であり、
値段が高くてウマくても、当たり前である。

だが―。

高いからと言って、ウマイものを提供しているって訳でもないから、困るんだよなぁ。。。

例えば、小田急センチュリーホテルの和食の店なんて、め−っちゃ酷かったもの。
(ちなみにJAL特約店である。)

薬臭い魚なんて出すなっちゅうの。

でも、そんな失敗を散々繰り返してこそ、
ウマイ店っちゅうものにも辿り着く事ができるものだし、

「ビ、ビンゴォォォッ!」

探し当てた瞬間の達成感と言うものも大きい。

ウマイ店って言うのは、自分の足で探すって所が、最も大事なのである。


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2007年12月21日(金) No.578 (グルメ)

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