夜明けまで15,000マイル （2004年9月〜2010年5月まで）
セキュリティゲートの不運
慌てた。
間もなく搭乗が始まろうかとしていた時刻、
私ゃ、依然、セキュリティゲートの手前で並んでいたのである。
ところが―。
ちょうど私の順番になった際、
いつものように携帯電話をICチェックイン機にかざしてみても、
ウンともスンとも、ぜーんぜん反応しやがらない。
すると、セキュリティのお姉ちゃん。
「すいません。ICチェックイン機が紙切れなんです。」
な、な、なんですと〜〜〜っ！？
しかも、そのお姉ちゃん、
私に向かって、再度、他の列に並び直してくれ、などと言うではないか。
こ、こらこら。
並び直そうにも、隣のレーンって、めーっちゃ激混み。
こ、この長い長い行列に、もっ回、並び直せって言うのか！？
私は必死こいてお姉ちゃんに食い下がった。
そっちの不手際のせいで、
こっちが、ベ、ベラボーな不便を被らなきゃいけないって言うのもいかがなものか？である。
すると―。
余りに不幸な事態である事に気付いたのだろうか？
別のセキュリティのお姉ちゃんが、
私の携帯を持って、他のレーンでICチェックインをして来て下さる事になった。
ありがたい。
かくして、
ようやく私はセキュリティの難問を潜り抜ける事ができたのである。
とは言え―。
何の気なしに、もっ回、ICチェックイン機を眺めてみると、
その横に、替えのロール紙が、しっかと置いてあったのを発見した。
お、おまいな〜〜〜。
それぐらい、チャチャッと入れときぃな、である。
だから、親方日の丸の職員って、苦手なのである。
2008年05月16日（金）
No.886
(出張デンデケデケデケ)
