夜明けまで15,000マイル (2004年9月〜2010年5月まで)

厄年の逆襲



さーて、厄年が明けるまで後1か月、
などとほくそ笑んでいた所、災厄はやはり忘れた頃にやって来るものなのである。

突如として、右側の下顎がポッコリと腫れた。

普通にしていると余り気にもならないのだが、そのポッコリを指で突つくと、ちと痛い。

どうやら、歯茎が炎症を起こしている模様である。

だったら、患部を冷やしときゃ良いだろうと、冷えピタシートを買って来て張ってみたのだが、
あれま!?事態は一向に収まる気配がない。

いや、返って、
日を追う毎に、そのポッコリも、だんだん大きくなって行くような気がする。

ならば、仕方がない。

私は、ついに観念した。

暫く足が遠ざかっていた歯医者と言う物に、ようやく行く決意を起こしたのである。

で、実際、今日、行って来た所なんだけど、
ホントにねぇ、年甲斐もないって言うんだか、何て言うんだか。

最初っから最後まで、

あ痛たたたたたたたたたたたたたたた!!

などと絶叫しっ放し。

「痛かったら、左手を上げて下さいね〜。」

などと言う、歯科衛生士のお姉ちゃんが仰った優しい言葉を良い事に、
左手なんて、もう、「あ、赤上げて、白上げないで赤下げない」の旗振り状態。

何せ、ちょうど歯の根っこの奥の部分が膿んでおり、
従って、歯茎を一部切開した上で(あぁ、書いているだけでも痛くなって来る・・・。)、
その膿を注射で取り除いてくれると言う、
非っ常にコーマンタレブーな処置をして下さったものだから、
その分、歯の神経に近い所を色々とコネくリ回される羽目になり、
久しぶりに歯医者の醍醐味を、たーっぷりと満喫させられる事となったのだ。

でも、麻酔は掛けてたんだけどなぁ。

その歯医者さんいわく、
麻酔を掛けるとどうしても歯茎が弱くなっちゃうから、必要最低限の投入量でしか行わない
と言うポリシーなんだそうな。

けど、おかげで、こっちは、ホーント、涙がチョチョ切れるくらい痛い思いをさせられて、
あぁ、今でも、思い出す度、辛くなる。

しかも―。

治療が終わった直後なんて、返って、歯茎が更に痛くなって来ちゃったりして、
おのれ、藪医者!謀ったな!
などと大層悔しがるも、不思議と一時間ほどでその痛みも和らいで来た。

一応、施術は成功していたのである。
(鎮痛剤を飲んだ影響もあり。)

とは言え―。

良い方に考えれば、
これが地元金沢で起こったハプニングで良かった〜!
って言うのが唯一の救いである。

これが出張先で、とか、いわんや海外渡航先で、とかだったら、
歯医者を探すっちゅうだけで、めーっちゃ難儀である。

しかも、カード自動付帯の海外旅行保険は、歯の治療は適用外だし、
(任意の保険でも適用外が多い。)
その点、ちと考えさせられた。

でも、この先、当面、歯医者に通わなくてはいけなくなった。

何せ、施術終了後、

「あ〜、大分、歯周病も進行しとるね〜。」

などと言う、これまたコーマタレブーな事を、歯医者さんが言ってのけたので、
歯石の除去やら、何やら、怖ろしい程の、治療プログラムを突き付けられてしまったのである。

あぁ、わしゃ、朝昼晩と3回も歯磨きやってんのに、こんな仕打ちでっか!

しかも、晩なんて、
フロスや歯間ブラシなどなど、4種類もの歯ブラシを操って歯をキレイに磨いてんだぞ!

厄年の逆襲は留まる事を知らない・・・・。


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2008年11月26日(水) No.1294 (余談)

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