夜明けまで15,000マイル (2004年9月〜2010年5月まで)
新宿西口思い出横丁、男未練の「つるかめ食堂」
気が付けば、思い出横丁に足が向いてしまっているのは何故だろう?
業務上の飲み会を終え、そのままスタコラ、ホテルへ帰りゃぁ良いものを、
ついつい、何だか得体の知れない者共がウロウロ徘徊するあの小汚い場所へと、
たちまち引き寄せられてしまうのだ。
けど、この狭い路地に詰め込まれた雑多な喧騒が、ホーント心地良いんだなぁ。
で、お約束の
「つるかめ食堂」
。
バカ!
バカ!バカ!バカ!
あれだけ、散々飲んで来た帰りだと言うのに、
まるでパブロフの犬がごとく、クィ〜っと熱燗を注文しているのである。
ここの日本酒は次の日かなーり残るんだから、きっぱりビールの方をオーダーしとかなきゃ!
と言いつつ、頭で分かって、口は動かず。
懲りない男は、やはり、幾つンなっても、どうしようもないものなのだ。
そして、止めときゃ良いのに、ゲソの天ぷら。
あぁ、このビチョビチョに濡れたシルバーソーサーが、堪らなく良い味を出しているよなぁ。
しかも、プラス、ハムカツまでご注文だぜ!コンチクショーーーッ!!
に、日本酒にハムカツって合わないんじゃぁ・・・・。
などと言う狭い了見はこの際横に置いといて、
だって、ハムカツが無性に食べたかったんだも〜ん!
そして、ヘイコラ調子に乗って、〆にパツーン!とハムエッグ定食。
ギトギトに輝いた油に決して目を合わせてはいけない。
夢踊る街に繰り出して来て、何がメタボ!何が高血圧!
十一月は何でもないけど酒が飲めるぞ〜酒が飲める飲めるぞ〜酒が飲めるぞ〜!っとくらぁ!!
マンプリ、42歳、ロックな男。
とある冬の散歩道。
2009年11月22日(日)
No.1957
(グルメ)
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