夜明けまで15,000マイル (2004年9月〜2010年5月まで)
宮崎観光ホテルに泊まる
九州旅行二泊目、私が選んだ宿泊先は、
「宮崎観光ホテル」
であった。
何でも、
「たまゆらの湯」
として有名な老舗なんだそうな。
で、実際に宿泊させて頂いた所、いや、もう、断然、リピート決定!なのである。
何せ、単身でも泊まりたくなるくらい。
まぁ、少々、施設自体の築年数が経っており、それなりに草臥れている感じはあるのだけども、
でも、噂に違わず、この「たまゆらの湯」が良いやね。
AP○のような嘘臭い消毒液の匂いのする温泉ではなく、列記とした正真正銘の温泉であり、
宿泊者は、無料で何回でもそのお湯に浸かる事が出来る、ってのが嬉しい。
しかも、これがまた、良いお湯なんだわさ。
ややヌルっとしていて、口に含んでみると、ちとショッパイんだけども、
上がった後でも、身体がポッカポカして来て、
ホーント、良い湯っだっな〜、ハハハハ〜ン♪と自然口ずさんでしまうくらい。
やっぱ、ホテルに温泉があるって良いなぁ、と改めて感じさせられてしまったのであーる。
そして―。
朝食も、めーっちゃ良いのよ、これがまた。
AP○のように何だか得体の知れない物が貧相に並んでるいるだけ、
と言うバイキングではなく、いや、豪勢!いや、実に食い応えがあるのであーる。
ちなみに朝食会場は、「一木一草」と言うレストラン。
何だかよく分かんないけど、入口に阪神タイガースの法被が飾ってあった。
ほんで、日曜の朝だったせいか?もう、人がワンサカごったがえしていたんだけど、
もう、洋食から和食まで、奥の奥まで、ズズズイッと惣菜で溢れ返っている。
もうねぇ、私のようなオッサンになると、やっぱ、ついつい和食の方へと足が向いてしまう。
特に、すり鉢に入れられた納豆が、ホーント、ンマくて、
勢い店員さんにレシピを確認してみると、何でも、納豆と山芋を混ぜて出しているんだそうな。
道理でンマイ!はずである。
でも、たかだか朝食くらいで、そーんな最強タッグで提供して下さるなんて、
何て良心的なんだろう!
ほんで、ご飯もお釜炊きで、もう涙がチョチョ切れるくらい嬉しい。
その奥には、お粥さんも置いてあった。
と言いつつ、結局、せっかくのバイキングなのだからと、ゴッソリ皿に盛る訳でもなく、
意外と控え目に抑えておいて、足りなければ追加で取って来る作戦。
味噌汁も、エライ素朴な味で、めーっちゃンマかったべさぁ。
ところが―。
非っ常に困った事に、実はこのパンもパンで、かなーりンマい!のである。
出来たてホヤホヤのまだ熱さが残っているこのパンは、
往々にしてよくある類の、冷凍生地を解凍してただ焼いただけって代物ではなく、
1階のパン屋さんで、きちんと丁寧に捏ねて作っていらっしゃるのである。
と言いつつ、さすがに食いしんぼうの私と言えども、和食で充分腹も満たされてしまったので、
残念ながら、このンマイ!パンも、
たったの一個しか口にする事ができなかったのが、いと悔し・・・。
でも、朝食会場へ足を運ぶ人は、和食で行くか?洋食で攻めるか?
ホーント、実に酷な選択を強いられてしまう事になるなぁ。
あぁ、嬉しい悲鳴も極まれり。
そう言えば、このパン屋さんの前(屋外)に、ちょうど喫煙ブースがあるんだけど、
そこで独り一服していると、
地元の方がチョクチョク車を止めて、ここのパンを買いに来ていらっしゃるのを見掛けた。
確かに、ご近所にこう言うパン屋さんがあったら、私も足蹴く通ってしまいそう。
むむ、やるな!宮崎観光ホテル!!なのであーる。
2010年04月20日(火)
No.2136
(国内旅行 2010)
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