パレルモ空港でレンタカーをピックアップ・・・・なんだけど!
余りに不測の5時間のディレイ。。。。。
で。
無事、出発できたのは良いけれど、
ちょっと待て、
よく考えて見れば、パレルモ空港が、火事!?なのである。
エライ事なのである。
轟々と燃え盛るパレルモ空港に、乗客一同、勇気を振り絞って敢然と着陸!って、あーた、
わしゃ、ジョン・マクレーンじゃないっつーの!
だが―。
その懸念は、極めて呆気なく払拭された。
いざ、パレルモ空港に到着してみると、
一体全体、どーこが火事やねん!?
などと、ついつい叫んでしまいたくなるくらいに、実に平穏で閑散としていた。
そして、飛行機の窓からは、おおぅ、これぞシチリア!でーっかい岩山が悠々としたその表情を湛え、
我々一行の遅まきながらの到着を、遠くの方から歓迎してくれてるかのようだ。
しかし―。
無事、到着したなら到着したで、もう一つの三題噺がまだ残っている、つまり、
―5時間のディレイ
―機材変更
―アホタリア航空
その当然とも言える帰結は、
ロスバゲに遭遇する確率が大やんけ~~~~~~っ!!!
などと言った、大層な不安を抱えたまま、
他の乗客達と共々、恐る恐る、バゲージクレームへと向かったのであった。
するってーと。
やはり、我々一行には、幾許かのツキに恵まれていたのだろう、
時間こそ掛かったものの(40分も待たされたっちゅうねん!)、
預けた荷物は、揃えて3つ、きちんと吐き出されて来た。
ホッと一安心・・・・したのも、束の間、今度は、
あれ?レンタカーの受付って、どこやねん?????
普通は、天井に吊るされている「RENTAL CAR」の表示通りに進んでいけば、
直ぐに、ズラリと並んだレンタカー各社のブースに行き当たるんだけど、
どうも表示が分かり難い。。。。。
だもんで、空港の職員と思しき方々に、道行く度に、アレコレ聞いてみるも、
「This way!」
などと指し示す方向が、どうも、標識とはまるで違う方向なのだ。
あれぇ、おかしいなぁ?
と言いつつ、しょうがないので、教えて貰った方向通りに行ってみると、
何やよう分からんけど、空港の一番端に打ち当たり、
これって普通の玄関口やんけ。。。。。。
ちーっともレンタカー会社がある雰囲気ではないではないですか~~~っ!
で、重い荷物を引き摺ったまま、あっちこっち走り回って、ようやくの事、
レンタカー受付ブースの在処が知れる。
何のことはない、シャトルバスでレンタカー受付ブースまで移動しなきゃいけなかったのだ。
ちなみに、そのシャトルバスの「発着場所」は、
「到着階」から「RENTAL CAR」の表示通りに進み、一旦、外へ出なくてはいけない。
(「TAXI」も同じ方向だった。)
ほんで、外へ出ると直ぐに大きな道路に出るので、
そこに、シャトルバスの停留所がある、と言う寸法だったのだ。
まぁ、停留所と言っても、屋根もなく、小さな標識がポツ然と立っているだけ。
(田舎のバス停みたいな奴。)
そして、これは後から分かった事なのだが、
我々が職員さん達に聞き倒して最初に辿り着いた空港の玄関口からも、
シャトルバスは出ているようで、
つまり、シャトルバスの発着場所は、2箇所あった、と言う事だったのだ。
あぁ、ヤヤコシイ。
そして、そんな非っ常にしょうむない事で時間を取られてしまい、
結局、シャトルバスに乗り込む事が出来た時刻は、
もう20時に差し迫ろうかと言う、遅い遅い時間。。。。。。。
つまり。
お願いやから開いていてね。。。。。
などと、めーっちゃドギマギしながら、
シャトルバスの車窓から、ドンドン暮れ泥んで行く夕焼けを見つめる私なのであった。
果たして―?