おーい、ナスル宮はどこだ~?
もっ回言う。
何しかねぇ、エントランスからナスル宮まで、
ざっくり、1km弱はあったのではないだろうか?
しかも、大の方向音痴である私は、案の定、物の見事に道筋を間違ってしまうし、
余計に歩かされて、ヘトヘトやっちゅうねん!
(自分が悪いんだけど。。。。。)
とは言え―。
Garminの設定に手こずったり、チケット受付カウンターを間違えたり、道を違えたり、等々、
小さな凡ミスばかり繰り返しては来たんだけど、
いやいやいや、
一応、大筋では前に進んではいる。
まぁ、少々駆け足で移動する事にはなっちゃったけど、
取りあえず、ナスル宮の近くまで、何とかやって来る事ができたのである。
スペイン名物、OK牧場!やんけ~~~~っ!
しかも、いざ着いてみると、入場時間まで、若干の余裕もあったので、
私は、歩き疲れて、カラッカラに乾いた喉をヒンヤリと癒すべく、
休憩所にあった自販機で、ミネラルウォーターを買う事にした。
家人達はトイレタイム。
で、その間、私ゃ、煙草まで一本吹かしちゃったりなんかして、
もう、余裕のよっちゃんで、ついにナスル宮の入り口へと向かう事にしたのであった。
あぁ、遠かった!
ところが―。
あ~れ~!
まーたもや大行列なのであーる!?
はぁ。。。。。。
この8月の暑い暑い炎天下の中、
もっ回、この長い列に、ピロロロロ~ン!と並ばなくてはいけないのですかぁ。。。。。。
と言いつつも―。
意外や意外、行列の進行は、実にスムーズ。
およそ10分少々で、無事、入場口まで辿り着く事ができた。
ただし―。
私ゃ、ちとセキュリティに引っ掛かってしまい、入り口のオッチャンから、
背中に背負っているリュックサックを、手に持って入場しろと言われる。
どうも、壁に施してある歴史的装飾物を傷付けないようにするためのようだ。
そいでは、グラナダ観光のメーンイベント、アルハンブラ宮殿のキモ、念願のナスル宮に、
これから張ーり切って行ってみちゃうぜ、コンチクショーーーーーっ!
すると―。
入場口を通り抜け、何やら厳かな壁に挟まれた小径をつらつらと歩いて行くと、
そこには―。
~これから30分、あなたの目はあなたの体を離れて、
この不思議な時間の中に入っていくのです。~
馥郁としたイスラムの香り漂う異空間が、ニョホホ~と拡がっていたのであった。