保険の見直しにトライ! その3
「生命保険」は、ざっくり三種類に分けられるんだそうな。
んが―。
「終身保険」って、貯金みたいなもんだから、
などと言った保険屋のオバちゃんの口車に乗せられて、ついつい加入してはいたんだけど、
「終身保険」って、月々の保険料が、結構、お高いのだなぁ。。。。。。。
それもそのはず、「終身保険」には、「解約返戻金」の分も「込み」の保険料なのだから、
「定期保険」と比べて、ガツン!とお高くなるってーのも道理。
とは言え―。
「終身保険」って、本当にオトクなのだろうか?
例えば。
私が加入している「終身保険」の場合、
❏ 死亡保障 : 700万円
❏ 月々の保険料 : 11,164円
❏ 加入した歳 : 30歳
であるから、これを平均寿命である76歳まで払い続ける事を考えると、
❏ (76歳-30歳)×11,164円×12ヶ月=6,162,528円
を支払う勘定となる。
つまり、76歳で自分が死んだ場合は、確かに700万円の死亡保険金が頂けるのだけども、
実は、その内、6,162,528円は、これまで自分が支払って来たお金であり、
保険会社の実質負担額は、
❏ 7,000,000円-6,162,528円=837,472円
であるから、
もし76歳を超えて長生きするとなると、ドンドン保険会社の実質負担額も少なくなって行く。
まぁ、長生きするに越した事はないけども、
実は、「終身保険」は長生きすればするほど、保険加入者が「損」な仕組みとなっているのである。
それに、加入期間が短いと、「解約返戻金」の戻し率もガツンと低くなるから、それも手痛い。
(急に解約しなきゃならない時もあるものね。)
だったら、貯金は貯金として、「生命保険」とは別に積み立てて、
もしもの時の保障は「掛け捨て」
と割り切って、お安い「定期保険」に加入する方が、合理的なのではないだろうか?
そして―。
保険は、「所得保障」みたいなもんだから、
❏ 必要な保険を、必要な金額だけ、必要な期間、掛けておく
と言う所が大事であり、
最も保険を必要とするのは、やはり、小さな子供を抱えた家族がいる場合であろう。
一家の大黒柱が急にいなくなっちゃったりしたら、残された家族は困る、
そんな時にこそ、保険は入っておくべきなのだ。
従って、「独身者」が「生命保険」に入る必要性はほとんどない。
保障すべき相手がいない人に、「生命保険」を掛ける意味は余り無いから、
例えば、結婚して伴侶ができた時等に、新たに「生命保険」に加入すれば、事足りるのだ。
そして―。
子供が大きくなって自分で働き出すようになったら、「所得保障」もそんなに要らなくなる。
奥さんに対しての「所得保障」さえカバーできていれば良いから、
必要な保険の金額もグッと減るだろう。
また、一方で、「遺族年金」と言う制度もある事から、
例え、旦那さんが急逝した場合でも、ある程度の面倒は、「国」が見てくれる。
従って、足りない分を補うだけの「生命保険」を掛けておけばいいのだ。
と言いつつ、「定期保険」の短所は、更新の時にガチョーンと保険料が上がる事だから、
なるべくリーズナブルな保険に入っておきたい。
私の場合、「県民共済」で、410万円の「死亡保障」が付いている事だし、
その他現在掛けている「生命保険」は、一応、そのまま置いといて、
(一応、子供が働き出すようになるまで、旦那は手厚い保険で)
更に、1000万円の「生命保障」を掛けておく事にした。
探せば棒に当たるもの、お安い「定期保険」が見つかったのである。
【注】上記の記事は、あくまで個人の感想であり、「参考」程度に読んで下さい。
もつろん私はFPでもなければ、その筋の専門家でもありません。
自分がどうするかは、自己責任で。