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禁煙ファシズム

8月 16th, 2013 Posted in 余談

禁煙ファシズム

嫌な世の中になったものである。

何でも、こないだ公開されたばかりのジブリ映画、「風立ちぬ」に対して、
「日本禁煙学会」と言う所からクレームが入ったのだそうだ。

「風立ちぬの喫煙シーンは条約違反だ!」 日本禁煙学会の苦言に批判殺到
J-CASTニュース 8月14日(水)18時6分配信
 禁煙運動を推進するNPO法人「日本禁煙学会」が、宮崎駿監督のアニメ映画「風立ちぬ」に提出した要望書がにわかに注目を集めている。

 アニメ中に出てくる喫煙シーンが「条約違反だ」と主張しているが、インターネット上では逆に、「ひどい」「おかしい」と禁煙学会への批判の声が多数上がっている。

■「未成年者の喫煙助長し、国内の法に抵触のおそれも」

 禁煙学会の要望書は2013年8月12日付で、内容は以下の通りだ。

  「映画『風立ちぬ』なかでのタバコの描写について苦言があります。現在、我が国を含む177か国以上が批准している『タバコ規制枠組み条約』の13条であらゆるメディアによるタバコ広告・宣伝を禁止しています。この条項を順守すると、この作品は条約違反ということになります」

 要望書では喫煙シーンを挙げ、とりわけ「肺結核で伏している妻の手を握りながらの喫煙描写は問題です。夫婦間の、それも特に妻の心理を描写する目的があるとはいえ、なぜこの場面でタバコが使われなくてはならなかったのでしょうか。他の方法でも十分表現できたはず」と指摘している。

 また、学生が友人にタバコをもらうシーンが未成年者の喫煙を助長し、国内の「未成年者喫煙禁止法」にも抵触するおそれがあるとも書かれている。

 要望書は「企業の社会的責任がいろいろな場面で取りざたされている昨今、貴社におきましてもぜひ法令遵守をした映画制作をお願いいたします」「映画制作にあたってはタバコの扱いについて、特段の留意をされますことを心より要望いたします」とのお願いで締められている。

茂木健一郎「禁煙ファシズムと言われても仕方ない」
 これに対し、脳科学者の茂木健一郎さんがツイッターで

  「禁煙を推進したい人は、自身で広報活動、Public Relationsに精を出せばよい。誰もそれを止めない。しかし、他人が作った映画の表現、違う時代の場面の描写にまで口を出す権利があると思うのは、勘違い。禁煙ファシズムだと言われても仕方がない」

と糾弾。

 他のネットユーザーからも、「表現活動の中でタバコを取り上げることを、タバコ規制枠組条約で禁止されている『宣伝・販売促進活動』とするのは無理があると思う」「私も煙草は嫌いだが、この要望は自ら頭の悪さを広言するようなものだから、撤回した方が良い」「こんなのがまかり通ったら、白黒映画時代からの名作映画は全く見れなくなってしまう」「この理屈だと時代劇で切腹はアカンとかそんな話になるのでは」など禁煙学会に対する批判の声が多数上がっている。

アホか!

煙草が嫌いな人は嫌いで良い。

嗜好に好き嫌いはつきものだ。

だが、なーんで、それを他人に押し付けるのだ!?

我々、喫煙家は、お国に高い税金をキッチリ払って、煙草を嗜んでいるのである。

その額、年間2兆円と言うから、国の収入のおよそ5%くらいは、我々喫煙家が貢献しているのだ。
(ちなみに、それとは別に、県にも市にもン億円単位のたばこ税が納められている。)

後ろ指差される筋合いなぞ、どこにもない。

そして―。

映画の内容についてまでネチネチ言及するのは、いかにも傲慢に過ぎる。

明らかに「表現の自由」を侵食しているではないか。

こんなタチの悪い輩は、喫煙率がドンドン下がって行ってんのにもかかわらず、
肺がん患者はドンドン増えて行ってると言う現実を、どう捉えているのだろう?

【参照】 禁煙運動という危うい社会実験(養老孟司)

世の喫煙者よ!

何ら臆する事なく、もっと堂々と煙草を吸おうではないか!

と言いつつ、ポイ捨てはダメですぞ。

マナーは守って、Let’s enjoy smoking!

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