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産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ 温泉編

産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ 温泉編

どうも人が多いのが苦手だ。

なので、這々の体で金鱗湖を後にした我々御一行は、一路、


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産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ」を目指す事にしたのであった。

およそ50kmちょっと。

産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ 入口

で、ナビを見ながら、どうにかこうにか辿り着く事ができたのだけど、
もう、田舎も田舎、山も山、
辺りには、なーんにもない、めーっちゃ辺鄙な所に「やまなみ」さんはあったのであった。

だが―。

産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ 「日本秘湯を守る会」の提灯

これぞ、「日本秘湯を守る会」に相応しい。

あぁ、鄙びた温泉宿ってーのは、実に良いものなのである!

産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ 部屋

ほんで、純和風の部屋も中々広々として、大層、居心地がいい。

やはり、私のような良い歳こいたオッチャンには、

エレガント

ラグジュアリー

なーんてホテルよりも、こう言った日本情緒をズッポリ感じさせてくれる旅館の方が、
よーっぽど落ち着くのであーる。

産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ 部屋から眺める風景

で、窓からひょいと覗いてみれば、やはり、雑とした木々。

あぁ、この苔生した感が堪らなくイイなぁ。

そして―。

産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ 廊下

移動、移動、で散々疲れ切った身体を、しんなりと癒すべく、
私は、部屋に荷物を置いて早々に、パツーン!と温泉へ繰り出す事にした。

産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ 温泉

で、ここ「やまなみ」さん、大小合わせて6つのお風呂があるのであり、
(その内、4つは家族風呂として貸切可。)
先ずは、庭先にある「かぼちゃの湯」へ、張ーり切って参らせて頂こうぞ!

産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ かぼちゃの湯

ガツーーーーーン!

薄暗い中に、にょっこりと佇む湯船に、もう惚れ惚れ。

やっぱ、日本情緒って、こうでなくっちゃ!

産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ かぼちゃの湯

アルカリ性単純温泉(低張性 アルカリ性 高温泉)PH9.1。

あぁ、こうして、ほっこりと湯船に身を沈めていると、
世の喧騒から解き放たれた充実感が、じんわり湧いて来て、
もう、実に実に良い塩梅なのであーる!

産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ 田舎の湯

で、せっかく来たのだからと、「かぼちゃの湯」のちょうど裏手にある「田舎の湯」も、
ついついお代わり!

あぁ、ここも小ぢんまりとして、実に心持ちが良いのであーる。

しかも、いずれも、もう、いっくらでもズッコシ入浴していたくなるような、
湯の花舞い散る、めーっちゃ良いお湯なんだわさ。

と言いつつも―。

産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ 囲炉裏

残念ながら、直ぐにノボセてしまう性質である私は、
こうも、やや熱めのお湯をハシゴしていては、たちまちフラフラになってしまう。

搾って、搾って、搾り取られて、朦朧漠とした薄らボンヤリ状態。

従って、「かぼちゃの湯」の傍にある囲炉裏端に、ひょいっと腰を落とし、
しばし一服ターイム!のご休憩。

汗が拭き出て拭き出て、しょうがない身体に、たーっぷりとニコチンを注入し、
静かに、食いしん坊バンザイ!の晩飯に備える事にするのであった。
(と言いつつ、晩飯前に、もう一回内湯に浸かってしまう私。)

ところで―。

この宿、唯一の露天風呂である「四季の湯」が、
あいにく、この日は、パツーン!と女風呂だったんだな、もし~。。。。。。

なので、しょうがない。

私が愛して愛して愛してやまない露天風呂は、
翌朝を待って、果敢に挑ませて頂く事にする。

すなわち―。

産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ 四季の湯 露天風呂

ドッヒャーーーーーン!

あぁ、四方八方、木漏れ日溢れるこのお風呂、
やっぱ、露天風呂って、めーっちゃ良いんだぜ、コンチクショーーーーッ!!

産山温泉 奥阿蘇の宿 やまなみ 四季の湯 露天風呂

おかげで、大層、調子に乗り倒した私は、もう、ノボセるギリギリの所まで、
とーっくりと、「四季の湯」を堪能させて頂く。

あぁ、極楽、極楽、よきにはからえ極まれり。

ホーント、源泉かけ流しは、これだから、止められないのであーる。

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弓ヶ浜温泉 湯楽亭 夕食編

熊本県上天草市 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

しーっぽりとコレもんで!ウハウハ温泉を満喫させて頂いた後は、
お約束通り、

熊本県上天草市 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

もう、パツーン!と生ビールなのであーる!!

やっぱ、風呂上りのビールは、涙がチョチョ切れるくらいに、かぁっ!ンマかーーーーっ!!
(ちなみにビールは、凍ったグラスで提供される。)

そして、アテには―。

熊本県上天草市 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

もう、ドッヒャーン!と迫力満点の大舟盛り!?

しかも、伊勢エビやら鯛やらヒラメやら、普段ぜーんぜんお目に掛かった事のない魚が、
こ、これでもか!っちゅうくらいのテンコ盛りで御登場なのであーる。

たったの家族三人じゃ、食い切れへんっちゅうねん!

ほんで、これ、ぜーんぶ、この辺の天草の海で、その日の中に揚がった鮮度百発の魚なんだそうな。

熊本県上天草市 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

エビなんて、串に刺さったまま、ビクンビクン動いてたものなぁ。

正直、刺身だけでお腹が一杯になりそうなボリュームだったんだけど、

熊本県上天草市 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

次から次へと、

熊本県上天草市 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

出て来るわ、出て来るわ。

熊本県上天草市 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

お椀でホッと息をついても、束の間、

熊本県上天草市 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

焼き魚やら、

熊本県上天草市 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

アワビの焼いた奴やら、

熊本県上天草市 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

伊勢エビの天プラやら、もうねぇ、大食漢でブイブイいわすこの私ですら、

ま、参りました!ホーント、堪忍して下さい!

などと、たちまち音を上げてしまうくらい超大量の料理が運ばれて来るのである!?

熊本県上天草市 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

もつろん、〆には、温泉で炊いたと言うご飯と牡蠣汁まで提供して頂き、
ボッテーン!と出っ張ったお腹に、更に追い打ちを掛け続け、
く、苦ひぃ。。。。。。

だもんで、結局、その晩、かなーりの量を余らせてしまった伊勢エビなどは、

熊本県上天草市 弓ヶ浜温泉 湯楽亭 伊勢エビの味噌汁

翌日、朝食の味噌汁として復活したりなんかしちゃったりしてね。

い、伊勢エビの味噌汁って、どんなんやねん!

豪華絢爛っちゅーにも、ほ、程があるっちゅうねん!

と言いつつ、これだけの内容で、カツーン!と「一泊二食付き、一人16,800円」ってんだから、
宿の方には頭が下がる。

みんなぱらいそさいくだ! おらといっしょにぱらいそさいくだ!!

天草はスゴイぞ!

弓ヶ浜温泉 湯楽亭 洞窟風呂ふたたび

弓ヶ浜温泉 湯楽亭

実を言うとやね。

ランチで利用させて頂いた「大空食堂」さんから、
今回宿泊させて頂く「湯楽亭」さんまで、およそ8kmと、結構、近い距離にあったんだけど、
あにはからんや、天草半島の先の先まで行かせて頂いたおかげで、
もう、パツーン!と往復150km!?も余計に走る事になってしまったのであーる。


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まさしく大馬鹿者。

我ながら、めーっちゃ無謀な事をしたなぁ、なのであーる。

従って―。

天草 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

超過酷な移動を経て、何とか、件の「湯楽亭」さんに辿り着いた時には、
私ゃ、ホーント、勘弁して欲しいくらいに疲労困憊。

すーっかりと草臥れ果ててしまっていたのであった。

ならば―。

天草 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

サッサと荷物を置いた後は、カツーン!と温泉だぜ、コンチクショーーーーッ!!

長旅の疲れを、ほっこり湯に浸かって、ゴシゴシと落とさせて頂くとしよう。

天草 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

ちなみに、「湯楽亭」さんは、「日本秘湯を守る会」の会員宿。

むふ^^いやぁ、しばらくぶりに、スタンプが1個増えるなぁ。

嬉しい。

しかも、ここの温泉は、かなーり湯の種類が豊富で、全国的にも、結構、珍しい部類に入るんだとか。

と言う事で、早速、ご紹介させて頂く事にしよう。

天草 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

先ず、最初の部屋でお目見えするのは、色が透明な単純温泉。
(弱アルカリ性 低張性 低温泉)

温めでヌルヌルした感触の奴なんだけど、何だか普通過ぎて面白くない。

なので、ちょっとだけ湯に浸かって早々に、私は、その奥の部屋へと進んで行く事にした。

するってーと、

天草 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

おぅ、おぅ、次なる部屋へ一歩足を踏み入れてみると、
床のタイルの上が、すーっかりと温泉成分で凝り固まってて、
見た目華やかなゴツゴツとした斑模様になっちゃってる!?

へぇ、結構、強力なもんなんだなぁ。
(歩くと結構痛い!)

天草 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

で、これらの温泉成分をドクドクと排出しているのは、このコッテリとした赤湯と言う奴。
(ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 等張性 中性 高温泉)

いやぁ、この手のお湯は、地元金沢では、中々お目に書かれないなぁ。

さすが秘湯!

しかも、このお湯にズッポシ身を沈めてみると、
ありゃま!?湯船の底にも温泉成分がウヨウヨ沈殿してて、何だかジャリジャリしてる。

従って、大変困った事に、座るとお尻がチクチクして結構痛いんだなぁ、これがまた・・・・・。

しょうがないので、やや腰を浮かべたまま、浸かる事にする。

そして―。

更にまた奥へと突き進むと。

天草 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

ィィヤッホーーーーイ!
私が愛して愛して愛してやまない露天風呂だぜ、コンチクショーーーーッ!!

何やよう分からんけど、内湯とまた色が違ってて、面白い。

と言いつつ、この露天風呂もバリバリに温泉成分が固まっちゃってて、
何だか、内湯以上にお尻が痛いんだな、もし~。。。。。。

天草 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

でも、ホーント、豪快な温泉だなぁ。

以前行かせて頂いた事のある「地獄温泉清風荘」とはまた違った、
めーっちゃ野趣溢れる源泉かけ流しの湯。

確かに、これだけ個性的なお湯は、滅多にない中々の長所であるに違いない。

ほんで、最後に、

天草 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

湯楽亭名物、洞窟風呂へと行かせて頂く事にする。

何でも、家族全員総出で掘られたと言う、渾身力作のお風呂なんだとか。

っちゅう事で、早速、中へ入ってみると、

天草 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

むむ?暗くて中がよく見えまへんがな。

と言いつつ、岩を刳り貫いた、文字通りの洞窟風呂なのであり、
試しに一声発してみると、ワンワンと残響音が響く。

この落ち着いた雰囲気も良いなぁ。

ただし、洞窟内もまた、やや温めのお湯だったので、
私が最も長居させて頂いたのは、パツーン!と源泉溢れる内湯の赤い方。

結局、晩2回、朝1回と、とーっくりと赤湯を堪能させて頂き、
イヤハヤナントモ、身体中、ビッシリ、湯の花だらけになったような感じ。

いやぁ、こりゃまたケッコウ!良い温泉なのである!

ちなみに、温泉成分がたっぷりと混じったこのお湯を、

天草 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

どこにでも売ってる招き猫の置物にひたすら浴びせ続けると、
こーんな感じで上塗りされて、コチコチに固まってしまうんだそうな。

温泉と一口に行っても、ホーント、色んなタイプの温泉があるものであり、
自分が体験した事ない、未踏の世界に入って行く感慨と言うのは、全く何物にも代えがたい。

あぁ、これだから温泉巡りは止められないのであーる。

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