マンプリ家、米騒動 それからそれから
実を言うと、私はどうしてもあの クソ 不味い米がカツーン!と無くなるのを待ち切れなくって、
ついつい、自前で「能登ひかり」を購入してしまったのであった。
地元のスーパーで、10kg=3,300円。
もうその時の喜びと言ったら・・・・。
まるで盆と正月が一辺に来たようなものであり、
おぅおぅ、2010年のこんにちは的に嬉しいんだよぅ、コンチクショーーッ!
第一、洗米ン時からして、ぜーんぜん違うんだもの。
こう、カツカツ小気味の良い音がして、砥ぎ汁もスッキリ。
あの クソ 不味い米ン時は、音がザラザラしてて、
しかも、砥いでも砥いでも、全く濁りが取れなかったもんなぁ。。。。
もつろん、嫌な臭みもぜーんぜんしない。
で、実際に炊きあがった「能登ひかり」を見てみると、もう、お米が輝いて輝いて。
ホーント、神々しいくらい、ふっくら炊き上がったそのご飯を頬張った瞬間、
私ゃ、ただただ感涙に咽ぶばかり。
さながら28年振りに舞い戻った横井庄一さんのような気分で、
幸せの「能登ひかり」をひたすら貪る事ができたのであった。
ところが―。
しばらくして、あの クソ 不味い米も、とうとう底を付いたんだけど、
いつものように、嬉々として「能登ひかり」を炊いてみたところ、明らかにオカシイ。
何だか、嫌な匂いがするのである。
そして、考えずとも分かるこの異臭の正体は、間違いなく・・・、
ふにゃぁ、あの クソ 不味い米のモンやんけ~~~っ!?
私は勢い家人に質す。
ひょっとして、前の米の残りと新しい米を混ぜた????
― NO!
前の米は、全部、使い切った後に、新しい米を米櫃に補充したと言う。
じゃぁ、もう一つ、訊いてみる。
そん時、米櫃はちゃんと洗った????
― NO!
あ~れ~!
だったら、米櫃にこびり付いた、あのクソ 不味い米の異臭が取れないではないですか~!?
あぁ、米騒動もようやく終わりを告げたかたと思いきや、
まーだまだ暫くは、この異臭とお付き合いしなきゃいけないって事なんだな、もし~。
そして―。
過酷な夏は、今まさに始まったばかりなのであり、
わしゃぁ、一生、「ゲン○ー」で買い物しないぞ!と固く誓って、後の血祭り。