ワールドカップ夜話
ワールドカップ。
ちょうどベスト4が出揃った時に、私は、ある呑み屋のマスターと賭けをする事になった。
果たして、どこのチームが優勝するのか?を競って、互いに呑み代をベットである。
で、当然、そん時の優勝候補筆頭は、ドッドッドイツの大爆笑!だったものだから、
そこは外して、私はスペイン、マスターはオランダ、を選ぶ事になった。
そして、もし、ダークホースのウルグアイが優勝する事になったら、
割り勘で、二人でキャバクラに行って豪遊しよう!
なーんて言う、もう、実に実に男らしいダイナマイトな企画。
で、皆さん先刻ご承知の通り、あれよあれよと言う間に、見っ事、スペインが優勝してしまって、
ありゃ!?
珍しく、私が勝ってしまったではないか!?
すると―。
決勝戦当日の午前中に、早速、マスターから電話が掛かって来て、
「やられました。いつ呑みに行きましょう?」
おおぅ、ホーント、気風が良いねぇ、なのであーる。
私が譲ったDVDレコーダーの代金をパツーン!と踏み倒すようなフテェ輩がいるかと思えば、
こうして、律義に電話を寄こしてくれる人もいる。
私は、非っ常に嬉しくなった。
と言う事で―。
昨日、カツーン!と御相伴に与らせて頂きに参ったんだけど、
いやぁ、試合が終わればノーサイド、お互い、もう、呑んで、呑んで、呑んで。
正直、途中の記憶がやや飛んでたりして、結構、見苦しい所も見せちゃったんだけど、
いやぁ、めーっちゃ楽しい酒だったなぁ。
また、是非、御一緒に呑みに行かねば!なのであーる。
と言いつつ、オゴってもらいっぱなし、っちゅうのも大層ハバカラレルので、
翌日、私は、熊本土産の馬刺しを、件のマスターんトコへ持って行く。
こう言う男の付き合いって、ホーント、良いなぁ、と強く思うのである。
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