実を言うとやね。
ランチで利用させて頂いた「大空食堂」さんから、
今回宿泊させて頂く「湯楽亭」さんまで、およそ8kmと、結構、近い距離にあったんだけど、
あにはからんや、天草半島の先の先まで行かせて頂いたおかげで、
もう、パツーン!と往復150km!?も余計に走る事になってしまったのであーる。
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まさしく大馬鹿者。
我ながら、めーっちゃ無謀な事をしたなぁ、なのであーる。
従って―。
超過酷な移動を経て、何とか、件の「湯楽亭」さんに辿り着いた時には、
私ゃ、ホーント、勘弁して欲しいくらいに疲労困憊。
すーっかりと草臥れ果ててしまっていたのであった。
ならば―。
サッサと荷物を置いた後は、カツーン!と温泉だぜ、コンチクショーーーーッ!!
長旅の疲れを、ほっこり湯に浸かって、ゴシゴシと落とさせて頂くとしよう。
ちなみに、「湯楽亭」さんは、「日本秘湯を守る会」の会員宿。
むふ^^いやぁ、しばらくぶりに、スタンプが1個増えるなぁ。
嬉しい。
しかも、ここの温泉は、かなーり湯の種類が豊富で、全国的にも、結構、珍しい部類に入るんだとか。
と言う事で、早速、ご紹介させて頂く事にしよう。
先ず、最初の部屋でお目見えするのは、色が透明な単純温泉。
(弱アルカリ性 低張性 低温泉)
温めでヌルヌルした感触の奴なんだけど、何だか普通過ぎて面白くない。
なので、ちょっとだけ湯に浸かって早々に、私は、その奥の部屋へと進んで行く事にした。
するってーと、
おぅ、おぅ、次なる部屋へ一歩足を踏み入れてみると、
床のタイルの上が、すーっかりと温泉成分で凝り固まってて、
見た目華やかなゴツゴツとした斑模様になっちゃってる!?
へぇ、結構、強力なもんなんだなぁ。
(歩くと結構痛い!)
で、これらの温泉成分をドクドクと排出しているのは、このコッテリとした赤湯と言う奴。
(ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 等張性 中性 高温泉)
いやぁ、この手のお湯は、地元金沢では、中々お目に書かれないなぁ。
さすが秘湯!
しかも、このお湯にズッポシ身を沈めてみると、
ありゃま!?湯船の底にも温泉成分がウヨウヨ沈殿してて、何だかジャリジャリしてる。
従って、大変困った事に、座るとお尻がチクチクして結構痛いんだなぁ、これがまた・・・・・。
しょうがないので、やや腰を浮かべたまま、浸かる事にする。
そして―。
更にまた奥へと突き進むと。
ィィヤッホーーーーイ!
私が愛して愛して愛してやまない露天風呂だぜ、コンチクショーーーーッ!!
何やよう分からんけど、内湯とまた色が違ってて、面白い。
と言いつつ、この露天風呂もバリバリに温泉成分が固まっちゃってて、
何だか、内湯以上にお尻が痛いんだな、もし~。。。。。。
でも、ホーント、豪快な温泉だなぁ。
以前行かせて頂いた事のある「地獄温泉清風荘」とはまた違った、
めーっちゃ野趣溢れる源泉かけ流しの湯。
確かに、これだけ個性的なお湯は、滅多にない中々の長所であるに違いない。
ほんで、最後に、
湯楽亭名物、洞窟風呂へと行かせて頂く事にする。
何でも、家族全員総出で掘られたと言う、渾身力作のお風呂なんだとか。
っちゅう事で、早速、中へ入ってみると、
むむ?暗くて中がよく見えまへんがな。
と言いつつ、岩を刳り貫いた、文字通りの洞窟風呂なのであり、
試しに一声発してみると、ワンワンと残響音が響く。
この落ち着いた雰囲気も良いなぁ。
ただし、洞窟内もまた、やや温めのお湯だったので、
私が最も長居させて頂いたのは、パツーン!と源泉溢れる内湯の赤い方。
結局、晩2回、朝1回と、とーっくりと赤湯を堪能させて頂き、
イヤハヤナントモ、身体中、ビッシリ、湯の花だらけになったような感じ。
いやぁ、こりゃまたケッコウ!良い温泉なのである!
ちなみに、温泉成分がたっぷりと混じったこのお湯を、
どこにでも売ってる招き猫の置物にひたすら浴びせ続けると、
こーんな感じで上塗りされて、コチコチに固まってしまうんだそうな。
温泉と一口に行っても、ホーント、色んなタイプの温泉があるものであり、
自分が体験した事ない、未踏の世界に入って行く感慨と言うのは、全く何物にも代えがたい。
あぁ、これだから温泉巡りは止められないのであーる。
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