スペイン・アンダルシア家族旅行記<破>
う~~~~~~ん。
なんだーーーーーっ!
パリへ到着して早々、どこぞの誰かから、図らずも移されてしまった風邪により、
私ゃ、鼻がすーっかり、
ズビドゥバァッ!
ホーント、止めてけれ!も甚だしい!!
と言いつつ、食欲の方は旺盛で、
およそ一年ぶりの邂逅、
もう、ドッヒャーン!と「PAUL」のパンで朝飯だぜ、コンチクショーーーーーっ!
(ターミナル2Dと2Cの間にあった。)
ところが―。
お上りさんよろしく、何の気なしに、カメラを構えてパシャパシャ撮っていると、
たちまち店のオバちゃんから怒られてしまう。
店を撮るなと。
おーい、去年は、ぜーんぜん何にも言わなかったやんけ!
何で今更そーんなご無体な事を仰るの?????
しょうがないので、写真は潔く諦め、
サッサと買ってサッサと退散しようと、いざショーケースの前へ並んでみると、
およよ!?
お値段がパツーン!と上がっちゃってるぞ!?
何やよう分からんけど、去年と同じパンが、一個、€2もしやがるやんけ!!
(去年は、一個、€0.95だったから、2倍以上!?)
うーむ、確かに世界的に小麦のお値段は上がってるそうだけど、
いきなし、こーんなお値段になっちゃったら、結構、幻滅だなぁ。
しかも、
早速、席へ戻って食ってみると、明らかに去年より味が落ちている。
まぁ、普通に美味しいんだけどね。
と言いつつ、誠に残念ながら、私が昨年痛く感動した、あの鮮烈さが、まるっきし無いんだわさ。
しかもお値段は、2倍。
ちょーっと納得行かないなぁ。
と言う事で―。
大層食い意地の張った私は、手近にあった店で、再度、パンを買い直す事にした。
ところが―。
これが意外にも大当たり!
サクサク、フワフワ。
今までのハズレを見事帳消しにする程の、カンチャンズッコシ、も、もう、トレビヤ~ン!な味。
いやぁ、やはり、犬も歩けば棒に当たるものだなぁ。
フガフガ貪るように食っていると、ようやくの事、
チェックインの時間が到来する。
マラガ行きは、1番のカウンター。
荷物をチャッチャと預けさせて頂いた後は、
どうも往生際が悪い、
再び、ほっとんど味のしない煙草を吸いに外へと旅立つ私なのであった。。。。。。