JAL SKY SUITE REVIEW
定価で、ナ、ナ、ナーント、片道125万円もしやがるのである!?
そーんなもん、おいそれと払えるかっつーの!
だが―。
今回は、ズババババーン!とマイルを使ってのご搭乗なのである。
濡れ手に粟なのである。
確かに、私のようなフテェ野郎には、誠にもって分不相応ではあるのだけども、
せっかく渡ったルビコン川、
存分にご堪能させて頂く事にしよう。
で。
ファーストクラスって、たったの8席しかないにもかかわらず、
機内の前方スペースを丸ごと占領しちゃって、もう、広い、広い。
シートピッチなど、足をグインと伸ばしてみても、まーだまだ余裕のヨッチャン。
超広いのである。
そして、シートの横には、小物入れが備わっており、
その横には、はて?何やらスマートフォンみたいなものが―。
ありゃ!?
MAJIC-ⅴとな!?
MAJICも、ついにタッチパネル式に進化しちゃったんだなぁ。
そして、独り、お上りさんみたいにアレコレ燥いでいると、
CAの方が、出発前のウェルカムドリンクを持って来て下さった。
一応、シャンパンも選べる事ができたのだけども、
朝からシャンパンと言うのも、ちと気分が乗らず、
素直にオレンジジュースを頂いて、グビリ。
余は満足ぢゃ。
なーんて、悦に浸っていると、飛行機は定刻通りに出発。
しばらくして、ランチの時間、いや、ディナーになるんかいなぁ?
まぁ、食事の時間となるので、つらつらメニューなどを見てみるも、
勝手など、まるで分かるはずもなく、取りあえず―。
取ーりあえず、ビ、ビ、ビールだぜ、コンチクショーーーーーっ!
ほんで、あられをツマミにグビグビやってると、
程なくして先付けが運ばれて来た。
ちなみに、私のラブリーチョイスは、和食。
これから、当面、パンと肉の生活が始まるのである。
所詮、機内食には限界はあるが、
どうしても行きしに和食を食っておきたかったのであーる。
ほんで、2本目のビールを開ける頃、何やらご大層なお盆がセットされ、
これまた、エライご大層なお重が、ドカーン!と運ばれて来た。
大体、割り箸からして、やたらとハッタリが利いているのだなぁ。
これらをアテに、お姉ちゃん、ビールお代わり~っ!
従って―。
日本を発ってまだ間がないと言うのに、たちまち、ヘベレケスク・・・・・・。
芋焼酎にスイッチする頃には、体の良い酔っ払いがすっかり出来上がっていたとさ。
だが―。
〆のご飯はしっかと頂く。
だって、米を食いたいがために、和食を選んだのである。
いくら酩酊していたとしても、やはり、食い意地の方が勝った、と言う事なのだろう。
と言いつつ、程よく焼けたお肉をオカズにご飯を食べるよりも、
何しか、私ゃ、40過ぎた、良いオッチャンなものだから、
ご飯と吸い物とお漬物があれば、充分、シャーワセ。
また、ご飯の上に、
ジャコを振り掛けなどしたら、更にシャーワセ。
やっぱ、日本人は、コメなのだなぁ。
そして、最後にデザートを頂くと、ちょうど良い塩梅にお腹も膨れ、
そのうち、コクリコクリと、
就寝タイム。
いやぁ、初めてプレミアムエコノミーシートに座った時にも、
その席の広さに、痛く感動したのだけども、
やはり、ファーストクラスは別格。
何しか、席がフラットになるのである。
まっ平らな所で、ゴロンと横になってウヒョヒョヒョ~ッ!と寝る事ができるのである。
まぁ、東横インのベッドに毛が生えたようなもんなんだけど、
いやいやいや、
いつものように座って寝る事を思えば、ホーント、超快適なのであーる。
ぐっすり寝れるし、起きた後の身体の疲れ具合が、ぜーんぜん違う。
あんまりスヤスヤ寝てしまったものだから、
朝食の時間も、ついつい寝過ごしてしまい、
到着間際に、慌てて、カツサンドを頂く。
デザートもしっかり頂く。
で、寝惚けた頭をコーヒーでやんわり覚醒させてやると、
あらま!?
もうご到着ですか!
例年と比べ、実に移動時間が短く感じるなぁ。
よし、私もこれからはファーストクラス御用達で・・・・・って、
そーんなもん、逆立ちしても、もうムリだっつーの!
真夏の夜の夢を経て、ホテルへと向かう。