HOTEL DIANAに到着
2014年、夏―。
私が、独り、いそいそとバカンスに訪れさせて頂いた先は、
バルセロナから、およそ100km程東に位置する、トッサデマールと言う所。
(ちょうど、金沢から輪島へ行く距離と同じくらい)
まぁ、素直にバルセロナのビーチでのんびりしても良かったんだけど、
やはり、都会の喧騒を離れた、鄙びた田舎町にこそ、
ついつい私の琴線が踊ってしまう。
で。
空港からの長い移動時間を経て、ようやくホテルに到着する寸前に、
私は、実に嫌なものを再び見る事になってしまったのであった。
と言うのも―。
あぁ、昨年、散々、難儀した「ZTLマーク」が、
道のド真ん中に、デデーン!と貼ってあったんだよ~~~~~ん!
しかも、ご丁寧に、警察官まで常駐してるし。。。。。。。
と言いつつ、一旦、車を停めて、警察の方にホテルへ行きたいのだと説明すると、
「OK!」
あっさり通行を許可して頂けた。
後で聞くと、(車両通行禁止地区内の)ホテルに宿泊する人は、
1時間以内なら通行しても良いのだそうだ。
ところが―。
今度は、ホテルの入り口が判らない。。。。。。。
しょうがないので、一先ず車を停めて、適当に当たりを付けたレストランの従業員に訊ねてみると、
おおぅ、私の野生のカンも満更でもない、
見事、「Hotel Diana」の直営レストランだったようで、
この店の奥にフロントがあるのだと言う。
親切なお兄ちゃんは、愛想よくスーツケースまでフロントに運んで下さり、
私は、残りの荷物を両手に抱えて、エッチラそれに付いて行く。
そして、チェックインも、スムーズに終了。
んが―。
フロントのお兄ちゃんに車の駐車料を聞いてあんぐり!?
町営の一番便利な所にある駐車場が、一泊€25もしやがるのである!!!!
しょうがないので、ホテルと提携している駐車場を紹介して頂いのだが、
それでも、平日€16、土日€19、とややお高い。
とは言え、駐車場まで歩いても、5分くらいだったし、
地下にあって、セキュリティ面も割合安心だろうし、
素直に、ここに車を停めさせて頂く事にした。
(ちなみに、一泊€5の所もあったが、かなーり遠い場所にあった。)
ただし、地下だけに、かなーり狭いし、変な所に柱はあるしで、
散々ハンドルを切り返して切り返して、駐車するのにエライ難儀した。
(この通路もゴルフでギリギリ、超狭い!)
ほんで、どうにかこうにか車を駐車場に放り込んで、部屋へと向かう。
フロントの横には、こーんなドアがあり、これを開くと、
おおぅ、エレベーター!?
規格に嵌らない大らかさは、やっぱ、外国なのだなぁ。
と言いつつ、エレベーターがあるだけ、まだマシなのである。
(ちなみに、去年も無かった)
私の好む、やや小じんまりとしたホテルには、
中々、近代的な物が入れ辛いと言う事なのかもしれないが、
このホテルには、小さいながらも、ちゃんとしたエレベーターが設えてあって、
大層、使い勝手が良い。
しかも、私が取った部屋は3F(日本で言えば4F)で、
きちんと掃除も行き届いており、結構、快適。
また、部屋の奥には、お約束の、
ベランダ、プラス灰皿も、しっかと備わっており、
無論、シービューで予約させて頂いてたものだから、
ここから、ちょっと身を乗り出せば―。
眼下にトッサデマールのビーチが一望できる。
そして―。
バルセロナに到着した時には、あれ程どんよりしていた空模様も、すっかり晴れ上がっており、
従って、
遠目に見える要塞まで、パツーン!と行っちゃいますか。
あぁ、予定の決まってない気楽さったらない。
これから一週間、まーったくのnon-scheduleな上に、
思いつくまま、気の向くまま、レッセフェール。