筋湯温泉 山あいの宿 喜安屋 晩飯編
やっぱ、温泉旅館を選ぶなら、
こう言った小じんまりとした家屋経営でやっている所に、当たりが多いような気がするなぁ。
もうねぇ、宴会メインでやっているような大きな旅館と比べて、ぜーんぜん料理の質が違うんだもの。
しかも、これだけの品数をきちんと出してくれて、
料金が、一泊二食付きで、16,800円~ってんだから、ホーント、リーズナブルなこと、この上なし。
(しかも全室露天風呂付き!)
ここ石川だったら、間違いなく、25,000円以上は覚悟しなきゃいけないだろうからなぁ。。。。。。
(山代温泉とか山中温泉とか。)
ただ、一品一品、量的には、細々とした物が多く、
ガツーン!とボリュームを求める向きには、やや物足りない内容なのかもしれない。
と言いつつ、私も大概良いオッサンなので、
こう、つまつま~とツマんで食べるスタイルに慣れ親しんで久しい。
あぁ、薄味のお吸い物を啜っているだけで、ホーント、心が和らいで来るなぁ。
ほんで、お肉もね、どれだけ良い肉だろうが、量は食べられないんだわさ、悲しいかな。
(その事については、昨年とっくと経験済み。)
肉気は、こんなモンで充分。
そう言えば、一緒に焼いてた野菜が、ヤケにンマかったなぁ。
以前、大分地鶏の店で頂いた時のように、ニンジンもね、普通に甘くて美味しいの。
嫌なエグみもないし。
また、こう言ったヤマメを焼いた奴とか、
もう涙がチョチョ切れるくらい、ンマイ!と思ってしまう。
で、小品ながらも手の込んだ逸品が次々と運ばれて来て、
いやぁ、筋湯っちゅう所は、ホーント、良かトコですなぁ。
と言いつつ、山菜の天ぷらは、もうちょっと食べたかった。
たったの一個だけじゃ、さすがに物足りひんっちゅうねん!
(何せ、大好物!)
そして―。
無論、こんなアテを、ちまちま肴に
燗だ!燗!!
なーんて行きたいトコだったんだけど、あいにくこの日は米焼酎のお湯割で。
やっぱ、九州に来たなら、カツーン!と焼酎を飲みたなるっちゅうねん!
そんな良い歳こいた大概オヤジの呑み助にもかかわらず、
甘い物は別腹、デザートまで美味しく頂いてしまったのであった。
うーむ、ホントは甘い物は苦手なはずなのに・・・・・。