トッサ デ マール レストラン巡り 第三夜 Braseria Pini Pizzeria編
あまりの寒さに耐え切れず、
午後の早い時間からベッドでふて寝。。。。。。
と言いつつ、宵の口が訪れば、自然、お腹も減ってくる訳で、
さぁ、今夜はどこへ行こう?
前日と同じ店。。。。。。。
いやぁ、やっぱ、気に入った店は、ついつい通ってしまいたくなるのであーる。
(単に新しく店を探すのが面倒だった)
と言う事で―。
最早、お約束、高さ30cmはあろうかと言う大きなジョッキを傾け、ゆっくり、まったり。
明日こそは、是非、暖かくなって欲しいのだなぁ、
などと独りごちつつ、
パンをアテに、グビリグビリ。
止めどもない時間が、肌を舐めるように、ゆっくりと流れて行く。
するってーと。
良い頃合いに、アンティパストが運ばれて来た。
何やよう分からんけど、メニューに「egg」と書かれた物があったので、
ちと食べてみたくなったのである。
ところが―。
この適当に頼んだアンティパストがンマイ!のなんのって!!
半熟のゆで卵を割ったみたいな奴に、ほよ?さ、砂糖ですか。
この砂糖の甘みがソースと卵に絡まって、イヤハヤナントモ、超ンマーイ!のである!!
こーんなお味は、ついぞ頂いた事がないなぁ。
従って、ンマイ!アテには、やはり、キリリと冷えた赤ワイン!
もう、ボトルごと持って来んかーい!な勢いで、キュッキュ、キュッキュ、口へと運ぶ。
んが―。
ちょうど良い塩梅におつむがボヤけ掛けて来た頃に運ばれて来た、本日のメインディッシュ!
これが・・・・・え~と何だっけ?
確か、ステーキの上にフォアグラが乗っかってる奴なんだけど、
もうねぇ、涙がチョチョ切れるくらい、ンマーイ!ンマーイ!ンマーイ!のである!!
あぁ、わしゃ、こう言う料理を食いたくて、はるばるスペインまでやって来たのだなぁ。
(と言いつつイタリア料理だけど)
小さい頃からどっぷり醤油の味に慣れ親しんで来た日本人が作る料理とは、
ちょーっと味付けの感覚が違うのである。
ソース文化で育った方が醸し出す美味もやはり深い!と唸らされる。
そして、めくるめく時間は、たちまち過ぎ去り、お勘定。
最早、しどろもどろに酔いどれたオッサンは、
パッと開いたチューリップと共に、ホテルを目指す。