佐世保バーガーをたずねて三千円 ビッグマン京町本店編
長崎出張。
で、最終日は、丸々移動日だったものだから、私はふと思い立って、佐世保へと行ってみる事にした。
っちゅうのも―。
い、一度でいいから、佐世保バーガーを食ってみたいぞ！コンチクショーーーーッ！
だったのであーる。
と言う事で―。
はるか草原を～♪
ひとつかみの雲があてもなくさまよいとんでゆく～♪
なーんて事を口ずさみながら、私は路面電車を乗り継ぎ（120円）、
JR長崎駅へと降り立ったのであった。
ところが―。
いざ駅員さんに聞いてみると、佐世保って、意外と遠いんだべさ～。
何せ、長崎からおよそ70kmちょい離れているんですぞ。
ちょっとついでに行こうと言う距離でもない。
でも、この機会を逃がしたら、今度いつまた長崎へやって来られるか分からないしなぁ。
ここは無理を押してでも―。
8:55発の快速シーサイドライナーへ乗り込む事にした。
片道、1600円。
ほんで、この快速シーサイドライナーは、1時間に1本の割合で出ており、
しかも、諫早駅で乗り換える事もなく、ダイレクトに佐世保まで運んでくれるから、結構、便利だ。
と言いつつ、車両は大分年季の入った奴が使われており、
おおぅ、そう言や、昔は、こんなバッチンと指で摘んで窓を開ける型式だったなぁ。
で、こっから、1時間48分の車窓の旅が始まったんだけど、
途中、ハウステンボスを発見。
いやぁ、こんな小田舎に、よくこんな大仰な施設をコサえたものだなぁ。
何だか金沢ヘルスセンターを思い出してしまうぢゃないか。
で、何やかんやと思索にふけっている中に、パツーン！と佐世保駅へ到着。
結構、ご立派なんだな。
私は、早速、荷物をコインロッカーへ放り込んで、
ガツーン！と佐世保バーガーお店巡りへと出掛ける事にしたのであった。
ほんで、佐世保駅から西に歩いて10分ばかりの所に、
こんな地元色たっぷりのアーケード商店街があって、
この近辺に、いくつか佐世保バーガーの店が散らばっている。
その中で、
私が先ず最初に足を運ばさせて頂いたお店っちゅうのがやね、「ビッグマン 京町本店」っちゅう所。
何しか、
駅で、佐世保バーガーのパンフレットを頂いて、まぁ、一番、行きやすい所を選んだんだけど、
いやぁ、正直、余りに店が多過ぎて、選ぶのにエライ苦労した！
中には、パンフレットには載ってるけど、既にクローズされているお店もあったり、
（ちなみに、「ラッキーズ 京町店」は今年の1月で閉店されたんだそうな。）
うーむ、どの業界も中々大変なのである。
ほんで、どうも、この鉄板で焼くっちゅうのが、佐世保バーガーの一つのスタンダードみたいで、
店内のカウンターで注文した後、こうして、一つ一つ調理してくれる。
おおぅ、アメリカン方式！
で、最初に出て来たのが、スナックフードの、「ポンチーズ（200円）」。
ま、見たまんまの、チーズを揚げて塩を振ってるだけの奴なんだけど、
いやぁ、これがまた、揚げたてで、実にンマイ！
こんなん食べると、ついついビールが欲しくなってしまうではないか。
と言いつつ、せっかく佐世保組んだりまで出掛けて来て、
やっぱり、佐世保バーガーの店を幾つかハシゴしたいしなぁ。。。。。。。
ビールをグビグビ行っちゃうと、どうしてもお腹も膨れる事だし、ここは、グっと我慢。
我慢の子なのである。
だがー。
ど、ど、ドッヒャーーーーーン！
ビッグマン一押しメニュー、ベーコンエッグバーガー、550円。
と言いつつ、一体、ナンナンデスカ！？この厚盛りは！？
こ、こーんな超ボリューミーなハンバーガーを、
うらびれた中年のオッサンに対して、一個丸ごと食えと？？？？？
ーThat’s Right！
しかも、ハンバーガーは自前で紙にくるんで押しつぶし、それを丸ごとー。
パクッ！とやる。
いやぁ、これぞ佐世保バーガー！
スンゴイ迫力だぜ、コンチクショーーーーッ！！
ほんで、これがまた、かなーりンマーイ！のである。
何でも、ベーコンも自家製で、噛み締める度に、ホーント、何とも言えないコクが口に拡がる。
そして、シャキシャキのレタスに、トロリとした目玉焼きも被さって、
おおぅ、こりゃまた一本やられました的な、非っ常に素ン晴らしい逸品なのであーる！
いやぁ、私ゃ、この味を求めて、わざわざ長崎から足を伸ばして、
滞在時間もたったの2時間しか取れない中、頑張ってやって来たのである。
あぁ、これを食えれば本望！
大満足！
来た甲斐があった！
そんな充実感を胸に、私は・・・・・・・。
次なる店へと出奔したのであった。
（どんだけ食うとんねん！）
つづく
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