ヨーロッパのバルコニーに立つ
何しろ、絶景好きである。
馬鹿と煙は高い所に上る、とは言うけれど、私の場合、絶景の海が好きなのである。
と言う事で―。
今回、遥々、このスペインはネルハまで行ってやるぜーーーーーーっ!などと思い至ったのも、
そこには、「ヨーロッパのバルコニー」と言う有名な絶景スポットがあったからなのであった。
で、我々が宿泊させて頂いた「Hotel Carabeo」から「ヨーロッパのバルコニー」までは実に近い。
とぼとぼ歩いて行くと、ちょうど煙草を一本吸い終わるくらいで、
パツーン!と辿り着く事ができる。
そして、ここから海側へ向かって、真っ直ぐ歩いて行くと、
何やよう分からんけど、展望台みたいな所があり、
そこからグルリと地中海を俯瞰する事ができると言う寸法だ。
確かに、見晴らしは良いなぁ。
で、その展望台から、グイッと身を乗り出し、下を覗き込んでみると、
プルル!
高所恐怖症をゾクゾクさせるくらいの高さは充分にある。
海の色も透明で、いやぁ、中々、よろしいのであーる。
また、海を正面に右手は、私が一度は泊まろうかと検討させて頂いた「Hotel Balcon de Europa」。
ぬーん、やっぱ、ビーチサイドのホテルの方が良かったのかなぁ?
ビーチは目の前だし、窓からの眺めも、結構、見応えがありそうだ。
まぁ、今回は、「VIEW」よりも「部屋の広さ」を優先させて頂いたのだから、
しょうがないっちゃぁ、しょうがないんだけどね。
ほんで、ここは、元々、要塞の一部だったらしく、
何やら歴史を感じさせる古い古い砲台も据えてあった。
そして、海を正面に左手、バルコニーの付け根くらいのトコからは、
これから、我々御一行が、散々、夏を満喫させて頂くビーチが眼下に拡がっており、
「Hotel Carbeo」も、崖の上に微かに見て取れる。
(「Hotel Carbeo」の屋上には、「34」と書かれた割合大きな看板がある。)
で、この小ぢんまりとしたビーチが、詳しくは後述させて頂く事にはなるけれど、
両側が崖に挟まれ、中々、雰囲気も良いんだわさ。
沖の遠くの方を見れば、あらぁ、パラセーリングに興じてらっしゃる方もいらっしゃるし、
うーぬ、私も一度はやってはみたいんだけどなぁ。。。。。。
と言いつつ、私ゃ、重度の腰痛持ち。
この手のスポーツは、スコーン!と腰骨が抜ける時があるから、要注意なのである。
(一度、沖縄でやっちゃった経験あり。)
ところで。
このバルコニー周辺では、アイスを売ってらっしゃる店も多く、
私ゃ、この手合いの屋台アイスクリーム屋を見てしまうと、
年甲斐もなく、ついつい手を伸ばしてみたくなってしまうんだなぁ、これがまた。。。。。
しかも、私の定番は、いつも決まってチョコレート味。
コスタ・デル・ソル特有のカラッとした暑さの中、
ザックリと切り込んだアイスの欠片をバクンと口に頬張れば、
What a feeling!
いくら頭がキーンとしたところで、こればっかしは止ーめられまへんねやぁ。