サン・ヴィート・ロ・カーポのZTL地区に入る
看板を目にした私は、俄然、張ーり切って、更に車をドンドコ走らせていくと、暫くして、
あぁ、家を出てから、およそ30時間ちょい、
数々の散々なるトラブルに見舞われながらも、
やーっとの事、本日の最終目的地、サン・ヴィート・ロ・カーポの入り口まで、
無事、辿り着く事ができたのであーる!
だが―。
早く、飯食って、風呂入って、屁こいて、寝よ、などと言った気持ちとは裏腹に、
MY GOD!
街の至る所に、ポリスの検問所があるではありませぬか~。
(しかも、進入禁止の柵付き!)
そう。
予想していたとはいえ、その時間帯は、バッツシ、ZTL時間に重なっていたのであり、
どう迂回してホテルを目指そうとも、見事、進入禁止に打ち当たってしまうのである!?
でも、荷物もある事だし、何とかホテルの前まで車をつけたいんだけどなぁ。
仕方がないので、一度、検問所の前で車を止め、
身振り手振りを交えて、お巡りさんに直接尋ねてみる事にした。
あのぉ、ホテルピッコロモンドへ行きたいんですけどぉ。
すると、そのお巡りさん、大層、話の分かる方で、
直ぐに、ZTL地区に車で入るための通行許可証を書いて下さった。
(ただし、1時間限定の通行許可証)
この通行許可証を車のダッシュボードの見える所に置いとけば、
ホテルの前まで車で行っても良い、と言う事らしい。
あ、あいがとー!お巡りさん!
で、めでたく御上のお墨付きも頂いたので、
ソロリソロリと小径を通り抜けようとすると、いきなり、
ピピピピピピピピピ!
などと言った、結構な音量の警告音が鳴り響く。
しかも、どこをどう通ろうとも、必ず警告音が鳴るものだから、
一応、通行許可証は頂いてるけど、後で罰金とか送られて来ないよなぁ。
などと、大層、不安になってしまったっちゅうねん!
と言いつつ、こればっかしはどうしようもないので、
それらの警告音には耳を塞ぎ、ゆるゆると車を進めて行くと、
ヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲ!
ついに、本日のお宿、ホテルピッコロモンドへご到着なのであーる!
夜遅い時間と言うにもかかわらず、
宿のスタッフの方々は、我々一行を、めーっちゃ温かく迎え入れて下さった。
そして、これから一週間、ここを拠点に、
綺麗なパツキンのお姉ちゃん!
ふんわりとした時間を過ごす事となる。