―お。
―お。
思いっきり、曇ってるっつーの!
朝食こそ、機嫌良く頂いたものの、
やはり、これからのお天気の行方が、もう気になって仕方がない。
何しか、華麗なるトロピカル・ビーチを求めて、
飛行機や車を散々乗り継ぎ、遥々、こーんなトコまでやって来たのである。
少々曇っていようが、多少肌寒かろうが、元を取らねば!?
っちゅう事で―。
気合を入れて、Let’s Go To The Beach!だぜ、コンチクショーーーーーっ!!
(あぁ、自分の貧乏性が嫌になる)
私は、一旦、自分の部屋に戻り、
颯爽とビーチウエアに着替えて、ビーチグッズをムンズと掴むと、
足早に、フロントへ向かった。
そして、フロントでビーチタオルを借り受け(デポジットで€10要)、
いざ、外へ出てみると―。
あいや=!
とうとう雨まで降り出して来たではありませぬか~~~~~っ!?
しかも、気温もドンドン下がって来ており、あまつさえ鳥肌さえもピロロロロ~ンと出て来る始末。
最早、海で、のーんびり寛ぐ所の話ではない。。。。。。。
しょうがないので、
近くのBarで雨宿り。
アメリカンコーヒーで、一先ず、
しばれた体を、あたためて~~~っ♪
って、なーんで、バルセロナ組んだりまでやって来て、
両手をモミモミしつつ、暖を取らなきゃならないんだっつーの!
だが―。
神様のいじわる・・・・・・。
雨は、徐々にその激しさを増して行き、ついには土砂降り。
お店のオッチャンが、雨除けのビニールまで下ろし始めた。
でも、お天気ばかりは、ホーント、どうしようもないので、
煙草をプカプカ吸いながら、ホケーーーっと雨が上がるのを、ひたすら待つ。
するってーと。
コラコラ。
テラスの中にまで、雨水が侵入して来たではありませぬか~~~~~っ!?
従って。
やけ食い・・・・・・。
こーんな寒い中、ハンバーガーでも食べないとやってられるかっつーの!
しかし、雨足は一向に通り過ぎる気配ナシ・・・・・・。
そして―。
何やよう分からんけど、間違ってハンバーガーセットで注文してしまったものだから、
もれなくキンキンに冷えたコカ・コーラが・・・・・。
だーかーらー。
ぜーんぜん、スカッとさわやかな気分じゃないんだっつーの!
寒いんだっつーの!
だが―。
糾える縄は絡んで絡んで絡みまくったまま、
結局、この日は、終始、降ったり止んだりを繰り返し、
無情にも、ドヨ~ンとした空模様が、ひたすら続いたのであった。。。。。。。
で、とうとう痺れを切らした私は、適当な時間で見切りをつけると、
部屋に戻って、涙を凍らせ、ただただ、ふて寝・・・・・・。
そんなバカンスの初日であったとさ・デマール。