日の出食堂の思ひ出
「日の出食堂」と言えば、はるき悦巳さんの漫画が有名だが、
そんな香ばしい名前を冠するお店が、松山にある。
伊予鉄道高浜線、山西駅のすぐ近く。
近くのパチンコ屋に車を停めて、そこからテクテク歩いて行くと、
ジャジャーン!
これぞ、ホンマモンの日の出食堂!
大衆食堂評論家心を打つ、実に実に素晴らしい店構えではあ~りませんか!
と言う事で、機嫌良く店内に滑り込むと、
あぁ、隅から隅までズズズイっと昔ながらの定食屋然。
しかも、カウンター席には、おでん鍋までセッティングされていて、
仕事じゃなかったら、ついつい、ちょっと一杯、なーんて気にもさせられてしまいそうだ。
そして―。
私が、張ーり切ってラブリーチョイスさせて頂いた一品っちゅうのがやね、
パツーン!と鍋焼きうどんなのであーる!
(プラス、お稲荷さん3つ。個数は選べるようだ。)
今じゃ、ほっとんど見掛けない、このアルミ容器の鍋が、ホーント、良い味を出している。
超ワクワクしながら、蓋を開けてみると、
ふにゃぁ、もうウットリなのである。
揚げさんやとろろ昆布や蒲鉾等々、うどんの上に並べられたまるで宝石のような具材達が、
ふやけたオッサンのハートをギュギュっと鷲掴み。
堪らず、ズルズル啜ると、意外と柔らかなめな麺が実に鍋焼きうどんらしく、ンマーイ!
寒い時期には、やっぱコレだよなぁ。
などと大層な満足感を味わいつつ、珠玉の一杯、松山の冬。
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